主催者代表

主催者代表 島 信一朗

1969年  札幌市生まれ。

1991年  大学在学中に交通事故で両目を失明。同年8月から社会福祉法人日本ライトハウス(大阪)に入所。白杖歩行・点字・音声パソコン等の技能習得。

1992年  国立函館視力障害センター(現、国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局函館視力障害センター)に入所。鍼・灸・マッサージ師養成課程を終了し、同国家資格を1994年に修得。

1995年  函館市内を活動拠点に、鍼・灸・マッサージ業により自立生活を送りながら、障害当事者団体の運営活動をおこなう。
特に障害者スポーツなどを通して、障害者理解の普及活動をおこなう中で、幼少期・学齢期から、ひとりひとりの違いを正しく理解し合えるように、小・中・高校、大学などの福祉教育の機会を通じて、ひとりひとりの違いを肯定的に受け入れ合いながら心を育む活動を積極的に実践する。

2000年  視覚障害者と健常者が一緒に楽しめるバレーボールサークルを立上げる。
同サークルと地元高校バレーボール部との交流による成果を2002年に札幌で開催された「第6回DPI世界会議札幌大会」ポスターセッションの部に発表した。

2003年  障害者、健常者を問わず誰もが共に生きる社会を目指す「インクルーシブ友の会」を立上げる。
「インクルーシブ友の会」立ち上げ後は、様々な講演会、スポーツイベント・映画上映会などを主催する。
また、様々な人が気軽に思いを語り合う定例のミーティングをおこなうほか、虐待体験サバイバー自助サークルなど、社会問題と向き合う活動を実践する。

2005年  パラリンピック3大会連続メダリストのブラインドスイマー河合純一氏(現日本パラリンピアンズ協会会長)を描いた映画「夢 追いかけて Touch a Dream」の上映会を実施し、主人公の河合氏を招いて、インクルージョン講演会を開催。

2006年  義家弘介氏(現衆議院議員)を招き、演題「共に生きる!インクルージョン研修会」を開催。
自然の中で障害者も健常者も皆が区別なく笑顔ふれあうイベント「四季の杜公園・花と緑のふれあいレクリエーション」を開催(2009年まで4年開催)
「北海道ユニバーサル上映映画祭」の実行委員長として第1回目の映画祭を開催した。この取り組みは、10年後に国土交通省バリアフリー化功労者大臣表彰を団体表彰と個人表彰のW受賞に輝いた(2018年まで13年間開催し、実行委員長としては14年間務める)。
ユニバーサルスポーツフェスタ等の実行委員会を主催し、文化とスポーツの分野のユニバーサルな観点から、誰もが生きがいを持ち地域で共に生きる街づくり・インクルーシブ社会づくりを実践する。

2008年 (一社)函館視覚障害者福祉協議会理事長に就任、ほか多数の役職を兼務する。

2015年 「日本福祉のまちづくり学会全国大会(柏大会)」にて、「UD教育の取り組み−北海道ユニバーサル上映映画祭での実践より−」を協同研究発表する。
また、同年8月には、スポーツジャーナリストの増田明美氏(現日本パラ陸上競技連盟会長)を招いて講演会を開催。併せて視覚障害者マラソン伴走教室を開催する。
北海道視覚障害者福祉連合会会長に就任。

2016年  国土交通省バリアフリー化功労者大臣表彰を島信一郎個人として受賞。併せて会長を務める北海道ユニバーサル上映映画祭実行委員会として団体受賞。個人で国土交通省バリアフリー化功労者大臣表彰を受賞したのは初の快挙。
元日本ハムファイターズ、横浜ベイスターズの森本稀哲氏の講演会を開催。併せて子供たちを集めて森本稀哲氏と島信一朗のトークショーを開催するなど、幅広く地域福祉の推進に貢献する。

2017年 法務省人権擁護功労大臣表彰(ユニバーサル社会賞)を北海道ユニバーサル上映映画祭実行委員会として団体受賞
同年、インクルージョン社会構築を推進する数々の先進的な取り組みが認められ、内閣府障害者関係功労者総理大臣表彰を個人受賞。北海道では10年ぶりの受賞であった。受賞者を代表して当時の内閣総理大臣である安倍晋三氏から直接表彰状を授与されるとともに、表彰式に出席された、当時の浩宮皇太子殿下(現天皇陛下)と雅子皇太子妃(現皇后)との懇談会メンバーに選ばれ、5分を超える直接の歓談時間の中で、雅子皇太子妃から受賞したこれまでの活動について「インクルージョンとても大切ですね」と、お言葉をいただいた。

2019年 初の著書「インクルージョン インクルージョン時代の幕開け!共に未来を切り拓こう!」を出版。

2020年  著書「インクルージョン インクルージョン時代の幕開け!共に未来を切り拓こう!」が大手通販サイトAmazonのプリント・オン・デマンドで個人出版した優秀な著者を表彰する「ネクパブPODアワード2020」の審査員特別賞インプレス賞を受賞

2021年  2作目の著書「インクルージョン完全版 SDGs☆希望の星」を出版

2022年  増田明美氏(現日本パラ陸上競技連盟会長)を招いて「ブラインドランニング体験教室」を開催。第2部では増田明美氏の講演と島信一朗のトークショーを開催し、多くの参加者に障害者と健常者の垣根を超えたランニング環境を提案した。

2023年  3作目の著書「インクルージョン手引書 函館限定版」を出版
函館蔦屋書店で2回開催された発刊記念講演会には、元セレッソ大阪、コンサドーレ札幌、水戸ホーリーホックの深川友貴氏とのトークショー「インクルージョンの扉」を開催したほか、大泉潤函館市長も応援に駆け付けている。
2回目の記念講演会では、障害当事者によるアート作品を展示した「アール・ブリュット」絵画展も同時開催した。
現 在  障害当事者団体の役員を務めながら、インクルージョンの推進をライフスタイルに、講演など様々な実践活動をおこなう。
また、北海道障害者施策推進審議会委員、国土交通省北海道運輸局バリアフリープロモーター、函館市障害者基本計画策定推進委員会委員、函館市福祉の街づくり推進委員会委員等として、障害当事者の立場から街づくりに参加し、地域のバリアフリー化に貢献する。

インクルージョン: インクルージョン時代の幕開け! 共に未来を切り拓こう!!Kindle版

インクルージョンは今の世にこそ最も必要な考え方です。
このインクルージョンの行間の中には、極めて大事な人間ひとりひとりの存在をどう考えるか、どう見つめるかという理念が、一貫したメッセージとして込められています。そして、ひとりひとりの命に軸足を置いて積み上げられていくインクルージョンの実践からは、未来を明るく切り開く希望の光が眩く輝き、私たちが歩むべき道を足元から照らしてくれるのです。それは、どこまでもポジティブで、さらにクリエイティブで、且つ普遍的で、誰にでも手が届くこと。他人ごとではなく、誰もが自分ごととして未来志向に考えることのできることばかり。
「私たちの社会は今、これまでに経験したことがないほどのスピードで変革の時代を迎えています。人間関係の希薄化・コミュニケーション力の低下という代償を払いながら。」(本文より引用)
そのような中での大切なことは、トップダウンの問題解決型ではなく、新しい価値観をボトムアップ型で生み出していく創造性豊かな考え方をどのように育んでいくかということです。
本書は社会を生きる人間の価値観ではなく、人間を生きる命の価値観。その本質を考える切っ掛けにしていただけることを願い書き下ろしました。

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インクルージョン 完全版 SDGs ☆ 希望の光

◎ インクルージョンとは?
『インクルージョン』は、障害健常の別はもとより、ひとりひとりの「違い」という☆を輝かせ合い、そのエネルギーを人間(社会)の本来あるべき姿へと変革する、今の世に最も大切な意味を持つ考え方です。
「共生」の本質。「共創」のエネルギーの本質。
単なる表面上の統合(インテグレーション)ではなく、その中身。その本質。
本書は、人間の価値観ではなく、人間を生きる命の価値観。その本質と向き合うきっかけとなるメッセージを届けます。
今、世界は、人類すべての命を、地球上すべての生物の命を大切に…、扇たる根底からのシフトチェンジが大きく求められています。
命を大切に、物を大切に、自然を大切に…。考え方も、生き方も、お金の回り方も、地域や社会のあり方も変わります。変わっていかなければなりません。
世界が一つとなって、力を合わせ困難を乗り越え、より良い未来が切り拓かれますことを心より願います。(本文より引用)
取りも直さず、人間(社会)が本来あるべき姿、これこそが『インクルージョン』そのものなのです。
私たちの社会には、『インクルージョン』の必要性が一層高まっています。
「誰一人として置き去りにしない」「排除(エクスクルード)しない」、「インクルージョンの本質を!」、世の中に根付かせていくことが求められています。
一人でも多くの方と未来社会の希望の光を! ポジティブ☆を! いつまでも・どこまでも、共に分かち合いたい!! そんな願いを込めてまとめさせていただきました。

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